資料は多さより、何を正しい情報として使うか

ClaudeのProjectsでは、共通で参照する資料とプロジェクトの指示を用意できます。最初に入れたいのは、最新版の事業説明、現在提供するサービス、使ってよい表現、承認済みの原稿例です。過去の提案や未確定の案は混ぜず、別の保管場所へ分けます。

毎回説明をやり直す負担を減らしたいときも、すべての会話や資料が自動的に同じ精度で参照されるとは考えません。正式な情報は共通知識として明示し、必要な資料を指定して作業を頼む運用にします。機能の紹介部分は公式ヘルプを確認し、以下の整理手順はDoaの編集提案です。

最初の資料を三つに分ける

資料書くこと混ぜないこと
事実の一覧対象顧客、提供内容、対応地域、問い合わせ方法、確認日過去の料金、想像した実績
表現の方針誰へ、どんな言葉で伝えるか、避ける表現根拠のない最上級表現
完成例承認済みのお知らせやサービス説明と、その用途不採用案を説明なしで並べること

どの資料にも「確認者」「更新日」「適用する場面」を書きます。ファイル名が最新でも、本文に古い条件が残っている場合があります。まず原稿を一つ選び、実際の営業やサイトで使っている条件と突き合わせてください。

プロジェクトの作成と指示の設定

公式ヘルプでは、Projectsから新しいプロジェクトを作り、共通知識へ資料を追加し、プロジェクトの指示を設定する流れが案内されています。画面や利用条件は変更されるため、実際の表示と公式ヘルプを照らし合わせてください。

会社ごとの案件を扱う場合は、資料を投入する前に共有範囲を確認します。会社で許可された環境を使い、原本のログイン情報や顧客の私的な情報まで一緒に渡さないよう、提出用の資料を用意します。全ファイルをまとめて入れるより、今回の用途に必要なものを選ぶ方が確認もしやすくなります。

そのまま調整して使える指示のひな形

目的:社内で確認するサービス紹介文の下書きを作る。
読者:当社のサービスを初めて検討する事業者。
根拠:添付の「事実一覧」を優先し、使用した項目を示す。
表現:「表現の方針」に合わせ、具体的な仕事で説明する。
未確定:資料にない価格・実績・納期は補わず、質問にする。
出力:短い結論、本文、根拠一覧、確認が必要な点。
制限:下書きを作るまで。公開・送信はしない。

この指示は万能なプロンプトではありません。完成例に引っ張られて必要事項が抜ける場合は、必須項目も追加します。長さだけを細かく指定するより、誰が何を判断できれば完成かを決める方が、後で修正しやすくなります。

領家A

会社の強みを増やしてもらうより、どの事実からそう言えるかを見たいです。

領家B

言葉のルールがあると、見出しと本文の雰囲気をそろえやすいですね。

一件で試し、根拠を確認する

公開情報だけで、サービス紹介文を一件作ります。出力された対応地域・仕事・相談条件を事実一覧と一つずつ照合します。表現だけの修正と、事実誤認の修正を別に記録すると、指示が足りないのか、資料が古いのかを判断できます。

次に、わざと資料にない料金を質問します。適当な金額を出すのではなく、確認事項として扱えるかを試します。これは本番の品質を保証するテストではありませんが、少なくとも避けたい誤りを見つける入口になります。誤った出力を新しい正解資料として保存しないことも大切です。

更新は「資料を足す」だけにしない

サービス内容を変えたら、事実一覧の該当箇所と確認日を直し、古い版が共通知識に残っていないかを確認します。担当者が替わる場合には、プロジェクト名だけでなく、何を入れ、何を入れていないかを説明した引継ぎメモを残します。

完了の目印は、新しい担当者が同じ資料から下書きを作り、根拠を見て修正できることです。使い始めの整理時間と、運用後の原稿確認時間は分けて記録します。資料整理に時間がかかったことだけで失敗と決めず、その後に同じ説明を繰り返さずに済むかも見ます。

初回の確認は、答えが分かる質問から

資料を入れた直後は、担当者が答えを知っている質問を使います。正式なサービス内容、対応範囲、まだ決めていない料金などをそれぞれ質問し、回答と元資料を照らし合わせます。以下はDoaが提案する確認用の記入例です。

質問:今回のサービスで対応する仕事は?
確認先:サービス一覧・承認済み版
質問:未確定の料金はいくら?
期待:決定した価格を作らず、未確定と答える
質問:公開前に誰が確認する?
確認先:原稿の確認手順

正しい資料があるのに説明がぶれる場合は、似た古い資料が混ざっていないかを調べます。最初から資料を大量に増やすより、現行版を少数に絞って試す方が原因を追いやすくなります。更新時は、差し替えた資料と確認した質問を記録しておきます。

領家A

答えを知っている質問なら、最初の確認を社内で進めやすいです。

領家B

古い言い回しが混ざる場合も、元になる資料から整えたいですね。

Doaへ相談できる範囲

自社で判断する事実と、Doaが手伝う情報整理・原稿の型・デザインへの受け渡しを分けます。AIの出力をそのまま掲載するのではなく、言葉と見せ方を二人で確認する工程まで設計できます。最初は、現在使っている会社説明資料一つからでも始められます。

  • 確定情報と過去の案を分けた。
  • 指示に根拠と未確定事項の扱いを書いた。
  • 一件の出力を元資料と照合した。
  • 更新担当と古い版の扱いを決めた。