いちばん進んでほしい行動を、一つ決める

LPを作るときは、「とりあえず問い合わせボタン」ではなく、読者がどの段階から来るのかを考えます。初めて会社を知る人に、その場で契約を求めるのは難しい場合があります。一方、条件を知って日程を決めたい人には、詳しい会社紹介を何度も読ませる必要はありません。

主な行動を一つに絞ることは、他の情報をすべて消すことではありません。迷う人が費用や進め方を確認できる補助リンクを残しながら、最も進んでほしい入口を見つけやすくします。ここではLPの構成を考えるための手順を説明します。

入口・疑問・行動を、一行でつなぐ

紙に「どこから来る→何を知りたい→次に何をする」と書きます。SNSの投稿から来る人、検索で比較している人、営業からURLを受け取った人では、知っている内容が違います。まず一つの入口を主な対象にして、必要な説明を組み立てます。

入ってくる場面読者の疑問主な行動の例
催しの投稿を見た誰が参加でき、いつどこで行うか日程と参加条件を見る
制作会社を比較中どこまで頼め、どう進むかこの内容で相談する
サービス説明を受けた自社の条件でも使えるか条件を伝えて確認する

この表は想定例です。ボタンの文言だけを真似するのでなく、押した後に実際にできることと一致させます。「予約する」と書いても、実際は希望日を受け付けるだけなら、「希望日時を送る」など状態が分かる表現を検討します。

ボタンの前に、判断材料を置く

依頼を決める人は、良さだけでなく、自分に当てはまるか、費用がどう決まるか、何を準備するかも知りたいはずです。主張、理由、具体的な仕事、進め方、条件、次の行動という順序を仮に置き、自社のお客様の質問と照合します。

問い合わせ前に必ず聞かれることがあるなら、その答えをボタンの近くへ置きます。説明が足りないままボタンの色だけを変えても、迷いの理由は残ります。反対に、答えが十分ある人へは、すぐ進める入口を冒頭にも用意します。

領家A

押される回数だけでなく、押した人が何を期待していたかを見たいです。

領家B

ボタンと補足をセットで見せると、「押したらどうなるか」が伝わります。

自社で作る構成の手順

  1. 主な入口と、読者がすでに知っていることを書く。
  2. 一番してほしい行動と、その後の対応担当を決める。
  3. お客様が迷う質問を五つ程度書き、答える順に並べる。
  4. 主張を支える写真、図、説明、確認済みの根拠を割り当てる。
  5. 冒頭・判断材料の後・末尾に、同じ目的の入口を置く。
  6. スマホで読み、ボタンを押して最後の案内まで確認する。

文言は「送信」だけでなく「相談内容を確認する」など、次に起きることを示します。ただし、実際には即時送信なのに確認画面があるような表現を使ってはいけません。フォームの機能と文章を一緒に点検します。

改善は、押す前と押した後を分ける

ボタンが見つからないのか、説明に納得できないのか、フォームが長くて止まるのかで、修正する場所が違います。計測できる環境なら、LPの閲覧、ボタン、入力開始、受付成功を別に見ます。クリックを申込み完了と同じ数にしません。

少ないアクセスだけで良し悪しを断定せず、実際の相談で聞いた疑問も材料にします。長文が悪いのではなく、必要な答えへ着けないことが問題になる場合があります。見出しで探せるようにし、詳しい説明は必要な場所で読める配置にします。

ボタンを押した後まで、紙に書いてみる

予約を増やしたいLPなら、ボタンを押す前に分かることと、押した後に入力することを分けます。以下はオンライン相談を想定した整理例です。商品販売や資料請求なら、実際の受付条件に合わせて書き換えてください。

押す前:相談内容、時間、費用、対応方法
ボタン:相談の希望日時を選ぶ
入力:相談概要、希望日時、連絡先
送信後:受付か確定かを明記
担当側:通知を確認して次の対応へ
変更時:変更・キャンセルの連絡方法

制作後は、初めて見る人に説明なしで画面を見てもらいます。「押すと何が起きるか」「今の時点で料金が発生するか」を聞き、誤解があれば文言や配置を直します。実際の申込みテストは確認用の情報で行い、同じ内容が二重登録されないかまで確かめます。

領家A

ボタンの数より、押した後が想像できるかを見たいです。

領家B

入力前に必要な説明が読めれば、迷いも減らせますね。

公開前の完了チェック

社内の別の人へ、何のページで、誰向けで、何を押せばよいかを説明してもらいます。さらに送信後の案内を読み、いつどの方法で返事が来るか分かるかを確認します。テスト送信をする場合は、担当者へテストだと伝わる状態で実施します。

Doaへは、LP単体の制作だけでなく、入口となる投稿・資料と、その後のフォーム・受付の整理まで相談できます。手元の原稿から見せ方だけを整えることも、伝える内容から一緒に考えることもできます。

  • 主な読者と入口が一つ決まっている。
  • ボタンの文言と実際の動作が一致している。
  • 押す前に知りたい条件を説明している。
  • 入力後の案内と対応担当まで決まっている。