枠を埋める前に、お客様の用事を並べる
LINEのメニューを考えるときは、最初に「予約」「料金」「アクセス」など、届く質問と用事を書き出します。画像の区画を先に埋めるのではなく、頻度が高く、すぐ行動したい用事を主役にします。初めての人が理解したい情報と、利用中の人が素早く開きたい情報を区別します。
この記事では、特定の拡張ツールの機能を前提にせず、メニューに何を置くかを考えます。実際に利用できる区画、切り替え、予約や自動応答の方法は、契約しているサービスと現在の設定で確認します。画像を作っただけで予約が機能するわけではありません。
お問い合わせの履歴を、内容だけで整理する
直近の問い合わせから、よくある質問を匿名で分類します。連絡先や個別の相談内容はそのまま制作資料に転載せず、「営業時間を知りたい」「初回の流れを知りたい」のような用事に置き換えます。数が少ない場合は、担当者が説明に時間を使う場面も書き足します。
| 用事 | メニューに置く案 | 開いた先で必要なこと |
|---|---|---|
| 予約したい | 予約・希望日時 | 受付と確定の違い、入力、次の案内 |
| 初めて利用する | 初めての方へ | 対象、流れ、準備、条件 |
| 費用を知りたい | メニュー・料金 | 含まれる内容、追加条件、確認日 |
| 場所を知りたい | アクセス | 正しい所在地や訪問方法 |
この表は説明用の案です。すべての会社に四つの項目が必要なわけではありません。所在地を公開しない業態なら、アクセスの代わりに相談方法を案内するなど、実際の提供方法に合わせて変えます。
優先するボタンを決める
よく使う用事を大きく見せ、補足情報は別ページにまとめる方法があります。反対に、初めての人が多いなら、すぐ予約を押させるより、対象や流れを短く確認できる入口が必要なこともあります。何を一番押してほしいかと、相手が今押せる状態かを一緒に考えます。
ボタンの言葉は、社内のサービス名だけにせず、相手の用事に寄せます。「サービスA」より「初回相談を予約」の方が伝わる場合があります。ただし、その先が予約確定ではないなら「希望日時を送る」など、実際の動きへ合わせます。
領家A
来ている質問を見ると、足りない説明と、見つかっていない説明を分けられます。
領家B
ボタンの絵柄を増やす前に、言葉と大きさで優先順位を作りたいですね。
メニューの外まで確認する手順
- 主な用事を選び、各ボタンの行き先を一覧にする。
- それぞれの行き先に、読むべき説明と次の行動があるか確認する。
- 仮の画像で、スマホの文字の大きさと押す範囲を確認する。
- 各ボタンを押し、リンク先や返信が想定どおりかを試す。
- 予約や問い合わせをテストし、受付側にも通知が届くか確認する。
- 更新する担当と、リンク先が変わった場合の修正手順を残す。
自動返信と人の返信が両方出る場合、説明が食い違わないようにします。「受け付けました」と「予約が決まりました」は別の状態です。確定する担当者がいるなら、その後の連絡方法を案内します。
運用が続かないときは、項目を増やす前に見直す
同じ質問が減らない場合、情報がないのか、ラベルが分からないのか、開いた先が長すぎるのかを確かめます。担当者が更新を忘れるなら、情報を複数箇所へ重ねて置きすぎていないかも確認します。メニューの画像に頻繁に変わる内容を全部入れるより、更新するページへつなぐ方が管理しやすい場合があります。
クリック数が増えても、対応する人の負担や実際の相談が改善するとは限りません。相談の内容、必要な聞き直し、受付後の対応まで見ます。配信する文章とメニュー、Webの説明をそろえると、相手が何度も同じことを確認せずに済みます。
六つの枠より、利用者の用事を先に並べる
初めて相談する人と、予約済みの人では必要な案内が違います。メニュー案を描く前に、実際によく聞かれることを一覧にします。下の例をそのまま採用せず、自社の受付方法と更新できる範囲に合わせて選んでください。
初めて:サービス内容、費用の考え方、相談
予約前:空き状況、対応方法、所要時間
予約後:変更方法、当日の案内、連絡先
運営側:各リンクの更新担当、確認日
完了:想定した用事に説明なしで到達できる選択肢を並べたら、利用者役の人に「予約を変更したい」など一つの用事を渡して試します。迷った場所は、色を足す前に名前と分け方を見直します。リンク切れや古い案内は、メニューの変更時だけでなく、受付条件が変わったときにも確認する手順へ入れます。
領家A
お客様が普段使う言葉を、メニュー名にも使いたいです。
領家B
一目で区別できる短さと、意味が伝わる具体性を両立させます。
Doaへ相談できること
Doaへは、LINEの見せ方、Webや予約への導線、入力項目、担当者へ渡す操作手順を相談できます。外部ツールの利用料や連携の制限は、必要な機能を確認してから判断します。自社には回答や公開の判断を残し、初期設計やデザインなど手が回らない部分を任せられます。
- ボタンごとに、相手の用事を説明できる。
- 文言と、開いた先の動作が一致している。
- 受付と確定の案内が分かれている。
- 修正する担当と手順が分かる。


